久々に懐かしいものを拾ったので貼っておきます。
ずっと昔に見かけて、もう一度見たくなったんですが、細かいところを良く覚えてなくて検索できずあきらめていたものをふとした拍子に拾いました。
http://ittousai.org/lessig/lessig_free_culture_japanese_1.1.swf
アメリカの著作権に対する講演の内容です。
リフレインとは歌の中で繰り返し言われる歌詞のことです。
力強く興味をそそるしゃべり方で長い文章をストレス無く聴かせています。
こういうものを見て凄く思うのは、日本でこれほど専門分野を力強く説得力を持った演説で語ることが出来る人は殆どいないなぁと。
殆ど、ですよ。少しはいるでしょうね。
実際難しいことなのですよ。
この文章にしても初見で全部を理解することはとても難しい。
演説じゃなくても良いかもしれません、文章でも、アニメーションでも、漫画でも。
(そうそう、そういう意味では嫌韓流はとても良い例だったかもしれません。)
(本の内容が良いかどうかは別として。)
たいていの場合、専門知識を知っている人間が、それにあまり勤勉ではない(言い換えれば普通程度に勤勉な)人間へ伝えることは非常に困難なことです。
知っているか知らないかという時点で差異が生まれ、頭がよければよいほど、そうでない(何度も言うが普通という意味で)人間との意思疎通はかけ離れていく。
物理が得意な人間が必ずしも物理を教えることも得意であるとは限らないように。
ちまたで著作権と呼ばれるもののまとめは非常に好評なようでとても嬉しい。
法律関係を専攻している知り合いから軽く誉められたことも嬉しかった。
(もっとも幾つかの問題点も指摘されたのだけども。)
それでもこのエントリーは書くのに(毎日ちまちまと書き足して)1週間以上はかかっている。
「書くのに」だ。
この内容を頭の中でまとめたのはもっと長い時間が必要だった。
少なくとも僕の能力ではそれくらいの脳労働を支払わなければ伝えることさえままならないようなのだ。
いつも僕は、できる限りハナシ口調で(今は上のFlashを見たせいで多少「翻訳した英語」のような口調がうつっているのだけどw)、飄々と、例えを含めて、引用を少なく、事実を列挙しすぎず、漢字を使いすぎず、専門用語は出来る限り避けて、口調を故意に変化させ・・・ということを中心に考えながらブログを書いているのです。
それでも、やはり文章にストレスに感じ、読まない人は多くいるのだから、、難しい。
(もちろんその人が僕の文章に支払う時間の価値があるか判断することは個人の自由であることは言うまでも無いのだけど。)
知っていることを他人に教えること。
いかに、この難しい行為を成すことが出来るか、
電車に乗りながらよくそんなことを考えるのです。
コメント
1490 投稿者: ハズカシ (2007年03月20日 14:06)
>それでもこのエントリーは書くのに(毎日ちまちまと書き足して)1週間以上はかかっている。
つまり「自分は頭が(・∀・)イイ!」と言いたいわけですね! (*>0
1491 投稿者: ハズカシ (2007年03月20日 14:07)
(*>0 って書こうとしたら途中で切れた・・・
1492 投稿者: ハズカシ (2007年03月20日 14:08)
シィィィ!
「き ち く」が出ないよー!!
1494 投稿者: しっぽ ◆fdGP2uSVfg (2007年03月20日 19:04)
誰だって一分野に関しては普通の人より知っているわけで、それを逆の意味を込めて「頭のいい」と言っているのですが
と、ギャグに取り合わずマジレスしてやる。
1495 投稿者: wan (2007年03月20日 19:14)
著作権を中心とした知的財産権自体の説明はしっぽ氏が書いたから、今度、自分はその歴史(ここ40年ぐらいの)を書きたいです。
1496 投稿者: ハズカシ (2007年03月20日 19:32)
理由なんてどうでもいいからしっぽはとにかく「鬼 畜」と言っているのですが
と、ギャグに取り合わずマジレスしてやる。
3029 投稿者: vip (2008年01月18日 23:12)
>しっぽさん
ですよねwww