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2009年04月18日

 Flashゲーム「彗星が見たくて」「けんとり」を作成しました。このエントリーを含むはてなブックマーク

通信教育チャレンジで有名なベネッセさんで、ジュニアパークと言う子供向けのサイトがありまして、そこのゲームを作るお仕事をさせていただきました。
久々に自分が作ったと公言して良いお仕事になるので紹介しておきます。
ブラウザFlashのフリーゲームです。

彗星が見たくて
http://j.benesse.ne.jp/special/planet/index.html

けんとり
http://j.benesse.ne.jp/ap2/game/o/gameid/000027

会員登録無しに殆どの部分を遊ぶことができますが、会員登録をすることで、ランキングや図鑑公開機能が使えます。
ちなみに、小学生に配慮して、夜11時から朝の6時まではゲームができないので注意してください。

彗星が見たくては、一般にマリーのアトリエ系と呼ばれる、採取・調合を主体としたゲームです。
セーブ機能つきで、リアルタイムで1日が過ぎると、ゲームのほうも1日が経つような仕組みで、毎日15分程度ずつ遊べるような形式になっています。

けんとりはすぐに遊べる陣取りゲームで、CPU対戦のちょっとパズルっぽいゲームです。

両方とも、目指したのは教育ゲームではなく、「桃太郎電鉄」です。
桃鉄で地理を覚えたという人は多いと思うのですが、あのゲームは地理の情報に対して「隠された部分」が少ないんですね。
教育ゲームというと大抵、答えを隠してそれを覚えさせるみたいな、パーフェクトに答えられないと先に進めないような、一度無理に間違えさせるというか、そういうゲームが多いんですが、そういうのはあまりよくないと思うんですね。
今回作ったけんとりも、彗星が見たくても、教育的要素を含んではいます。
でも、けんとりなら第一問が面積で丸分かりだったり、あと適当にクリックしても運で勝てたり、もっと言ってしまえばネットで調べながら遊べば地理の知識いらないわけです。
彗星が見たくては、水溶液の計算が登場するんですが、ビーカーに濃度メーターがついていて、それを見ながら混ぜていけば間違ったりはしない仕組みになっています。

ゲームで問題を間違えさせられるって、すごく不快なことだと思うし、なんか日本の教育は「間違うことで学ぶ」みたいな信仰があって、まあそうやって学べる人もいるとは思うのですが、僕は成功体験のほうがもっと学べると思うんです。
というか、成功しないとゲームとして楽しくないじゃないですか。
せっかく勉強になるゲームでも、すぐやめられちゃったら意味ないですよね。
問題の答え的な部分は比較的オープンにしておいて、楽しさによって繰り返し遊ぶことで学べるようになってほしいなぁと、そういう作り方をしました。

特に水溶液の問題は昔から思うところがありまして、あれって濃度というものが日常にあまり直結しなくて、紙の上の計算式としてしかみんな知らないから、濃度の計算は難しいんだと思うんです。
塩と水を入れてすぐ濃度がわかるおもちゃがあったらいいなぁと思っていて、それをゲームとして実現しました。
体感的に、水にどれくらい溶かしたら、濃度がどのくらいになるって分かるようになったら、計算で間違ってとんでもない値をテストで書いても自分で気づけるようになりますよね。
もう大人になった僕たちには濃度の勉強なんていらないと思いますが、ゲームとしてもそこそこ面白いと思うので是非遊んでみてください。

コメント

6241   投稿者: BlogPetの麦茶 (2009年04月20日 18:33)

注意するの?

6242   投稿者: しっぽ (2009年04月20日 21:04)

うん、まあ・・・

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(サーバーが見つかりませんの表示になることがありますが、
正しく投稿されてることが多いです。
落ち着いて確認してみてください。)

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