喫煙室が部署を超えたコミュニティスペースだというのは昔から言われていたことで、職場とは違う場所での会話は確かに凄く重要。
女性で言えばトイレの鏡の前とかになるんだろうけど、残念ながら男性にはトイレで会話するという文化があまり無い。会話されると出ないし。
とはいえその人の席に行って、急に「あの」とか言うわけにもいかず、積極的にそうしようとする場合もあまり無い。
それでやっぱり喫煙室で、何とはなしに話をということになる。

で、まあ絶対に羨ましいと思った事が無いってわけではないけど、少なくともこれは喫煙室でしかできないことではないと思う。

僕の今いる会社にはリフレッシュルームというものがあるのです。
まあいわゆる休憩所。
こういうのっていろんな会社にあるのかと思ってたら、どうやら喫煙所だけっていう会社も多いらしいのだ。

僕のいる会社のリフレッシュルームは、禁煙で、テーブルがあって、横になれるくらいの椅子があって、自動販売機があって、給水機があって、雑誌があって（会社で買っているのではなく、毎週買う人が読み終わったら置いていってくれる棚がある）、なんとゲームがある（Wii、PS3、Xbox360、FC）。
ちなみに喫煙室はあるけど2つ上のフロアなので、大抵の人は非常階段で共有の携帯灰皿持って吸っている。（そして非常階段はリフレッシュルームに隣接している。ドアを開ければすぐ会話が可能だ）
お昼ごはんをコンビニで買ったり、お弁当持ってくる人の一部はリフレッシュルームでお昼ごはんをとるし、業務中でもそこにいて休んでいたって文句を言う人はいない。（そりゃずーっといたら怒られるかもしれないけど）

これは、つまりタバコを吸わない人の喫煙室なわけですよ。（正確に言えば、吸う人も使えるから、みんなの）
仕事をしていてちょっと息抜きに一休みして、世間話や技術話を何気にする。
そういう行為が喫煙者に許されているんだから、禁煙者にだっていいじゃない。そして、それは多分会社の利益になる。

非喫煙者のコミュニケーション不足に悩むなら、どうでしょう？
禁煙にするかどうかは置いておいて、喫煙と名前をつけてタバコチケットが無いと入れない空間ではなく、雑誌とか自販機を置いたリフレッシュルームを用意してみるというのは。