いやぁおっさんお兄さん。
あなたの暗算は超完璧で、レジスターなんつー全時代的な計算機よりよっぽど正確な計算ができるのかもしれませんよ。
でも重要なことは「僕にはその信頼性がわからない」ということなんでございます。
レジを使ってくれれば、その計算の信頼性は僕としては了承済みなので、手前に表示される液晶モニターからお釣りを確認して、「確かにこのお釣りで合っている」と確認することができるよね。
でも暗算されるとそうはいかないわけ。
このお兄さんが本当に正しい計算をしているのか確認するために僕も暗算しなきゃいけないじゃない？
それって凄く面倒じゃない、何か考えながらとかだと凄く嫌なんだよ。っていうか無駄じゃん。横に計算機あるのに。

思うに、こういうことをする人って、「自分は暗算間違えないし、正しいお釣りを渡してるから問題ないだろう」と思っているわけだよね。
この思考には「相手はどう認識するか」の概念が完全に抜け落ちちゃってると思うんだ。
自分が暗算を失敗しないことを相手は知っているのかどうか？ということを思考することが、なかなか人間には難しいらしい。

これに似たことってWebデザインとか、ゲーム製作でもよくある。
製作側やヘビーユーザーには良く分かっていることが、ライトユーザーにはまったく分からないことだってことがよくある。
特に、ブラウザ上での決済やら遷移の信頼性って、ライトユーザーにとって凄く不安なものかもしれない。
僕もどこかで、暗算する店員のようなことをしてるかもしれないから気をつけよう～。
そんなことを近くのコミュニティストアで考えたのでした。