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2007年05月23日

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痛いニュース(ノ∀`):「ニンテンドーDS」を中学校教材に→英語の語彙数が4割アップ
子供の脳も鍛えます…ニンテンドーDS、中学教材に活用|学校教育|教育・福祉|Sankei WEB

そりゃゲームで英語力がつくってのはいい話だし、嬉しいことだ。でも。

 昨年度の研究授業では、中3生49人が昨年9月から5カ月間、授業冒頭の約10分、ゲーム機と向き合って英単語の学習に取り組んだ。上智大文学部英文学科の池田真准教授が研究授業の実施前後の生徒の語彙量を調査した結果、1グループ24人の平均語彙数が1025から1386(361語、35.2%増)、別グループ25人の平均も1013から1436(423語、41.8%増)と増えたことが分かった。

中3の9月から1月ということは受験戦争真っ只中。おそらく誰もが勉強する期間だ。
なのでこの期間に英単語を423語覚えるのは、単純にDSのせいではない。
もしDSの功績を調べるのであれば、中3ではなく中2もしくは高1あたりを使い、DSを使うグループと使わないグループに分け、比較調査すべきだ。
この試験期間と年齢のチョイスは、予め良い結果が出るように仕組んだ雰囲気がバリバリする。

嘘統計のゲーム脳で苦しめられたゲーム界が、ゲーム脳への回答を実例で示したことは素晴らしいこと。
なのにその中で嘘統計が混じるようじゃ同じレベルになってしまうよ。