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2007年04月03日

 もやしもんと著作権関連このエントリーを含むはてなブックマーク

しっぽのブログ: もやしもんツールが講談社からの警告で公開停止 とその雑感
の、コメント欄とか凄いことになっているので、その返信も含めて、ですね。

実は色々忙しくて先送りにしていたのですが、朝目さんまでに拾われちゃうともう放っておけないのでなんとか書きますw

コメント欄と、ニュースサイト、ブログ、はてブそれぞれにコメントを頂いた感じです。
ところではてブで、コメント欄が荒れてると書かれているのですが、僕には荒れているようには見ていないんですよ。
賛否両論で議論があって、これはとても良い事ですよね。
タイムリーに参加できず、こういった返信なのが悔やまれるのですが、こういう機会があるたびに著作権の話題に興味を持っていただけることは、記事書いたほうとしてもありがたいものがあります。
(もちろん議論だけで運動しないと非難される面はあると思うのですが、僕としては運動する前に議論は必須だと思うので。逆に議論なしの運動が多くある分野でもありますし。)
荒れてるってのは内容に関係なく馬鹿だの氏ねだの書き込まれて、他のエントリにまで飛び火してる状態を指すと思うので、これは違うと思います。
(いや、まあそういう人もいらっしゃいますが。基本スルーで。)
あんまりコメント欄が多いことを全部荒れてると言ってしまうと、気にしてコメント欄に書かなくなってしまう人とかが出て、議論が萎縮してしまうのが心配なほうです。

それと次に、どうも同人誌関係の二次創作に関して、別の事件で何か嫌な思いをされたのか、そのときいわれたことに関して何故か僕のコメント欄で文句を言うという人が結構いるんですが、いったいみなさん何があったのかと驚いています。
○○みたいなことを言うやつがいるが、けしからん!とか、僕のブログで言われても・・・。

さて、まずはコメント欄からばーっと返信していきます。
数が多くて返しきれないところがありますが、どうして俺には返さないんだ!都合の悪いことは無視か!このやろう、って人は後で言ってください。
時間はかかりますがなんとかします。
あ、あと人格批判系が入ってる場合は問答無用でスルーとします。

1522   投稿者: pp (2007年03月30日 11:03)
よく「作者が黙認しているから」という言葉がありますけど、当然ですがマンガの権利は作者だけにある訳ではないことに言及なされた方がよろしいかと。特に最近は編集主体で作る作品、会社を上げてメディア展開をするケースも増えています。こうなれば当然「作者だけの思惑」だけで動けないのが真実です。今回のケースは「講談社として」問題があるから差止請求をされた訳ですよね?これこそ明確な「意思」であるんじゃないかと。権利の拡大解釈はファン側がいくら主張しても、それを認めるかどうかの判断は権利者側にあります。現に同社はコミケに企業ブースなどで参加していたりと、その手の活動に理解がない、ということはありませんので。

うーん、まあ「作者が黙認しているから」という文脈で使う場合は、会社側のことも指して言ってると思いますが。
流石に作者だけで法律関係を切り盛りしてると思ってる人はいないんじゃないでしょうかー。
意思はその通りなんですが、えっと僕は講談社が禁止する意思が無いのに警告したと書いたりしては無いと思うのですが、ちょっとここらへんよくわかりません。

1523   投稿者: 通りすがり (2007年03月30日 11:22)
もやしもんは作者自身がキャラクター化に余念がないからなぁ。黙認ってことにはならないだろうね。
講談社の態度も「警告」なわけで、批判には当たらないな。大人の世界じゃいきなり「賠償請求」とかあるし。

今回に限って言えば、変に「出来が良かった」のが問題だと思うよ

そうですねー、出来が良かったというか正確には人気が高かったというあたりが関係するとは思います。

1524   投稿者: まま (2007年03月30日 12:07)
同人(個人サイト)でもやっていけそうなもやしもん。なんのために著作者が出版社を使ってもやしもんを描いているか。ま、描いてる本人に聞かないとわかりませんが。個人的には「ツール作者も講談社も正しい判断(配慮)」だったと思いますよ。

アマでもやっていけそうなとプロを誉める意図はよくわかんないんですが。
普通はプロでもやっていけそうな、とアマチュアを誉めるんじゃないですかね?
アマとプロだったら普通の人としてはプロ選ぶのでは?
正しい配慮だったと思う理由はちょっと知りたいです。

1525   投稿者: とおった (2007年03月30日 12:30)
 親告罪を使いましたよってだけの話で、温情で生かされているとか図に乗ってるとかそんな話になるもんでもないような。
 まぁ親告罪だからホントに嫌なら今回のような処置をとればいいんだねっていう普通の事例

まあそのとおりですね。
残念だなぁと思わずにいられないですが、こういうのって山ほどありますよね。
企業とネットが立場逆転することも多いですけど。

1526   投稿者: 関節 (2007年03月30日 12:35)
 他人のキャラクターを利用して行うファン活動
ってものが何であるか。
 少なくとも、「もやしもん」はファンに二次創作をして欲しくないものであったということになるんでしょうね。
結局、許可を与える側の判断に委ねられますし、講談社自身が同人に理解を示したり示さなかったりなわけですし、明確なガイドライン提示の徹底を講談社に望みたいですよ。

 なんて思いませんがね。境界線ができたら同人活動なんてできそうにないですし。

おそらく会社の中でこういった事象が全社に通達されて判断されているということは少ないと思うのです。
会社っていうのはもちろん面倒なもので、個別の意思がくっついて会社の意思なわけで、あるときは許可、あるときは黙認、あるときは禁止となりえるのは、そのつど対応した人や部署が違うという可能性も考えなければいけないなぁと思います。
そうなると、例えば会社で専門にこういうものを扱う場所を一本化するとか、ガイドラインを作るとかそういう対応は非常に有効だとは思います。
(ただ、甘いガイドラインを作りにくく、1度作ったら甘くはなりにくいという問題も孕みます。)
その上で柔軟な対応というのも出来てくると思うのですが、いやしかし大きな会社がこれをホイホイとするのも難しいということも分かる話です。
少なくとも会社という仮想相手の中の人が全て同じ対応をしているというわけではないことは念頭に置かないといけないと思います。
後半のコメントあたりで書きますが、例えばその企業の一部が同人誌を知っていたからといって、そのとき対応した部署が同人誌の認識があるかというとまた別の話なわけでして。

1527   投稿者: zoo (2007年03月30日 12:53)
著作権って物を考えるとき、確かに作者の利益のためっていう面が一番大切なんでしょうが、「作る人への敬意」って面もあるんじゃないかと。そして個人的には後者のほうを大切にしたい思います。著作権は。
作者が嫌だといえば、そして作者の著作権を管理する出版社がNOと言えば、損害があろうがなかろうが公開停止するのが筋でしょう。

僕の記事に反論になっている部分は特に見つかりません。
もやしもんツール作者は公開停止しています。
ツール作者よ公開停止するな!と書いた覚えはありません。

1528   投稿者: pp (2007年03月30日 13:32)
ただ、ネットの場合、一度流れてしまったデータ(今回ならスクリーンセイバー)はいくらでも劣化せずにコピーできるんですよね。それこそ菌みたいに。
 ネットが簡単になっている今だからこそ、こういった「良く出来たバッタモノ」が普通に出回るのは、今後のキャラグッズ販売展開なども含めて危険と判断したのではないでしょうか。現にもやしもんファンの間では結構有名ですから。特に製作者は公開にあたり作者にメール送ったらしいですが「編集部を通してください」と言われたものを許可も得ず公開していたのであれば重大な問題です。
 著作権というのはあくまで「著作者、あるいは権利保有者の意思を守るための」法律です。ファンの利面性を守るための法律じゃありません。

「編集部を通してください」の話は初耳です。
どういうやり取りがあったか詳しく分かる場所ありますか?

1529   投稿者: showmy (2007年03月30日 14:02)
結局何が言いたいのか良く理解できない。

ほっとけば儲かる余地があるのだから
それを無視し、果ては二次創作者の表現の場を奪うのが気にくわない。

こういうことでしょうか。

宣伝効果と二次創作を一緒に語って果たして意義のある議論になり得るのが疑問です。

二次創作の目的は何なんでしょう?
原作やらの知名度UPや利益向上?
それも含まれるでしょうが、それは二次的に発生する現象なんじゃないかと
そこを見据えた上で創作活動を行う方っているんでしょうか?
そこを目的として作品作りに取りかかる方ってそこまで多いのでしょうか?
好きだから
これがスタートなんじゃないでしょうか。

宣伝効果による利益向上を理由に今回の公開停止に反論するには無理があるのではないかと
そこは今回で言うと講談社が決めるべきことであって
ファンがとやかく言うべき問題ではないはずです。
宣伝する義務はありませんから

利益を理由にしたのはWinWinシステムの観点からです。
個人的にはこっちには愛があるじゃないか?と主張するよりも
そちらにも利益があるのじゃないか?と主張したほうがよっぽど建設的だと考えるのですがいかがでしょうか?
もちろんファンの気持ちやリスペクトは大切だと思いますし、今回書かなかったからといって僕が全部利益で考えているわけでもないです。

1530   投稿者:   (2007年03月30日 14:04)
石川雅之氏のHPに、「電話で担当が捕まれば、2分とかからない事ですので~♪」と書いてありますが、メールでは1ヶ月以上返答しなかったというところが引っかかります。
おそらく、企業からの商業関係の話ならともかく、個人の作ったものは得にもならないし面倒だから放置していたが、mixiやニュースサイトにより一気に知名度が上がってしまったがために、このまま同人ソフトなどで儲けられると困るから警告したという気がします。

菌フィギュアも去年夏のワンフェスではいくつか作っているところがありましたし、作者自身もブースを出していました。
しかし、去年の秋、海洋堂から「作らせてください」という話がきて、限定版のおまけに菌フィギュアがついたその後はもやしもん関係は一切版権不許可になったそうです。

最初は好きなように泳がせておいて、アイデアだけいただいてから二次創作はガッチリ禁止して企業と儲けるというスタンスなのでしょう。
アニメ化の噂も立っているようですし、これからますますその傾向は強まるでしょうね。

前半部分、
その可能性も考えられますし、僕としては許可をもらった部分と、今回警告を出した場所がまた別のところだったのではないか?という可能性も十分に考えられると思うのですね。
まあ結局想像するしかないので、こちらとしてはこの場合はこうで、あの場合はこうでと言うしかありませんが。
後半部分、
どうしても多くの人が関わってくると小回りがきかなくなるっていうのはあるでしょうね。
難しい話だとは思います。

1531   投稿者: bb (2007年03月30日 15:35)
善悪ではなくて、具体的なメリットについて検討しようとしているわけですよね?
宣伝効果を差し引いてなお警告するメリットが見当たらない、と。

自分の考えとしては、メリットがあるから警告したのではなくて、「許可を求められた」から「不許可にせざるをえなかった」というのが実情ではないかと。
正式な許可を求めると、回答の選択肢は不許可か保留(返事を出さない)の2択になってしまい、積極的に許可を与えるのは無理です。
(この件はチモシーさんもおっしゃってますね)

前半、
そのとおりです!
理解していただける人が少なくて難しい問題ですがありがとうございます。
警告するメリットが見当たらないというわけでもないのですが、しかしこういう風にしても総合的に建設的な面があり、よかったんじゃないかと思う気持ちが強いんですね。
後半、
ちょっと2ヶ月の間を考えると別の可能性もありそうなのですが、それはさておき
そういう考えだと、許可を求めないほうが生き残るということになってしまいますよね。
ここら辺はやっぱりアンバランスだと思うので、なんとか解決策が無いかと日々考えるのですが・・・

1532   投稿者: K (2007年03月30日 17:47)
海洋堂の件の事なんか聞くと
ある意味当然のようにおもうかもしれないけど
自分的にはなにか釈然としないものを感じますね
二次創作なんかやってる人間はこういう事件が起きたら その後作品が本当に作りにくくなりますよ
皆利益のためでは無く好きだからこそ二次創作してるわけだからこそ
企業側にも作り手に与えられる影響を考えて行動してほしいなとおもいますね

まあ企業も僕らも色々な議論があってこそ方向が良い向きになっていくと思います。
未来に期待したいですね。

1533   投稿者: バカボン (2007年03月30日 18:08)
キャラクターコンテンツ事業の参考に。
https://www.charabiz.com/index.cfm?menu=news_view&id=1212

ライセンスを得た会社がその商品を出せるというシステムがある中で、
ファン活動という名目でライセンスを得ていないものを作るという事がどういう意味を持つのか?

それが世の中に有料無料問わずに出回れば
他のライセンシーに示しがつかないもの事実。

ファン活動とはそういったグレーゾーンにある事を踏まえるべきであり、良かれと思って作家にでも連絡を取ったとすれば、仮に作家の心情としてはOKでも、著作権等を管理している出版者としては例外・特例としてそれらに許可を出せるはずもないのではないだろうか?

逆に出版社に明確に禁止事項の提示を求めれば、暗黙の了解の元に行われている
ファン活動(同人誌など)は確実にアウトといわれてもおかしくはなく、ファン自らの首を絞めかねない。

という話。 

そうですね、今回の話の中核を突いています。
繰り返しますが、許可を求めたから警告が来たという前提の場合での話ですが、こういった実情は特に日本では多くあるものだと思います。
ただ、示しがつかないのが、本当に相手側がそう思うのか?というのは、少し考えてみる価値はあるかもしれません。
もちろん企業としてはリスクを考えてこうしなければならないのは今のところ当然あると思いますが。
示しや暗黙というのは日本の良い文化でもあり悪い文化でもあります。
線引きが緩い文化のなかで、世界に誇る文化が発展してきた土壌は確かに全ての人が認めざるを得ない事実であると同時に、しかしそういった文化の中で海外には無いしがらみが存在しているのもまた事実であると思います。
もちろん全部が日本特有とは言いませんが、しかしかなり影響があると思います。
日本の企業はリスクを恐れる部分や、他に配慮するという部分が肥大化する傾向にあり、そういったものが今回の事件に関わってきていると思えることはよくあります。

1534   投稿者: a (2007年03月30日 18:54)
二次創作なんてうちわで楽しんでりゃいいじゃん
このツールも作った奴だけが使えばいいだけ
公開したのはツールを作った奴が傲慢なだけ

また別の話ですね

1535   投稿者: aa (2007年03月30日 19:09)
自分たちの自由を高らかに歌い
それを阻害するものは悪であるかのように
語る中二病ブログが増えてウザいな。

既存の商品のツールを勝手に製作配布する
行為が法的に認められているかどうかには
一切触れずに、ファンという感情面だけで
正義を振りかざし、それが禁止されると
法的根拠を相手にだけ求める。

そういうの「わがまま」っていうんじゃね?

要約すると中二病ブログが増えていて、ダブルスタンダードである、と。
僕のブログのことを言っているかどうか分からないのですが、感情面だけでとか、相手に法的根拠を求めるとか書いてあるので、多分関係の無い世間話なんだろうなぁと判断しておきます。

1536   投稿者: K (2007年03月30日 19:59)
またクソ業者か
じゃあお前等同人活動もなにもかも全て禁止
模写も禁止にしちまえよ
そん後に後悔後悔するのはおまえらだろう
どな

大体お前等は何か一つでも創作したことあるのか?ある人間ならこんなコメントできないだろうけど

作者の作った作品を商品としてしか扱わない人間との溝なんて永久にうまらないよ
同人活動ってのは利益なんてないものだからな

その辺りがわかってるからお前等もおもてだって創作活動を全面禁止にしないんだろう?
くだらんビジネスマンの書き込みなんてみたくないんだが

どっちの意見だろうと一行目で華麗にスルー

1538   投稿者: 呉 (2007年03月30日 20:07)
ある程度まで黙認するとなると「どこまでを許容して、どこからを取り締まるかという線引きが必要なわけで、その線をどこに設定したところで、不満は出るわけだから、法律で決めた線で妥協するっつーのは当然のことだと思います。
宣伝効果だのなんだのというのは筋違いなんじゃないかなー、と。
そもそもどう宣伝するか、どう売るかなんてこたぁ、売るほうが考えることであって、ファンが考えて口出すことじゃぁないですよ。それも筋違いです。

著作者側に利益が出る著作権侵害だから取り締まるのはおかしい、っていう考えなら現行法自体がおかしいってことです。
だからって著作権違反をしても良いという免罪符にゃなりません。
おかしいと思うのなら、法自体を変える取り組みをせんとあかんのです。

日本の漫画文化などは暗黙という非常に曖昧な文化の中で育まれた面があるので、曖昧な黙認が悪いかというと微妙なところで、そういうのを上手く文化にかれめてこれたという実績を持つのも日本の1つの特徴です。
>ファンが考えて口出すことじゃぁないですよ
こういうこともある、こっちに利益があってこういう判断があってもよかった、こうならこうなってたと議論するのはそんなに悪いことでしょうか?
>だからって著作権違反をしても良いという免罪符にゃなりません。
なんかこう読む人がいるんですが・・・・どうして毎回著作権の話の時はこう取っちゃう人が必ずいるんでしょうか・・・。
著作権の黙認範囲が企業として、もしくは文化全体としてどういうものが相応しいか、の議論に
著作権違反をしても良い なんて話は入り込まないと思うんですけどね。

1540   投稿者: ばかぼん追記 (2007年03月30日 20:56)
>僕は「キャラクター使用が必ずしも非難されるものではない」という文脈を書きましたが、どうしてそれが
「キャラクター使用好き勝手にしてよい」
に変化するでしょうか?

>その一文に対してじゃなくて
お前が言っている事全体だよ。

宣伝という名目で自分勝手な事を
言ってる事ぐらい分かってくれ、マジで。


あとKってヤツも論点ズレまくりの
バカ丸出しだな…。

全体っすかw

1541   投稿者: Anonymous (2007年03月30日 20:59)
商売側にとって二次創作者は顧客の中のごく一部に過ぎません。どれくらいごく一部かっていうと切り捨てても構わない程度です。

同人誌が好き勝手やれるのは、商売にほとんど影響を与えないので放置されてるだけデスヨ。

どうでしょう・・・。
市場規模結構あるって試算もありますが、まあ信頼できないの一言でこき下ろされたら終わりですが。

1542   投稿者:   (2007年03月30日 21:44)
別に誰一人として得はしてないけど
講談社がとった対応は
いたって常識的なものですね

まあ今の日本ではありえることですね。
たまたま今回講談社だったので、別に講談社じゃなくても同じようなことを僕は言っていたと思います。

1543   投稿者: ソーエ (2007年03月30日 21:52)
こういう場合はあれですか、
ある程度、形になったところで講談社が買い取り、
以降の勝手な著作権侵害を許さないというのが
理想的な形ですかぃ?

そしたら熱いっすねw

1544   投稿者: rbmio (2007年03月30日 21:54)
いくつかの部分に事実誤認があるでしょうね。

・親告罪で、これは権利者側が訴えるかどうかで利得が出るケースを選べるという法律
全く違います。そもそも刑事と民事を完全に同じ物としてとらえられているからこその誤認なのだと思いますが。
そもそも親告罪というのは「告訴がなければ公訴を提起することができない罪」と定義されており、簡単に言うのならば侵害された側が訴えない限り、罪に問われず、刑事罰が科されることがないという事です。
これは、法執行機関の負担の軽減と、罪を問うかどうかの判断を権利者に委ねるという2つの側面があります。ですので、ほぼ確実に自身の利益が損なわれている場合にのみ、親告となると考えて良いでしょう。つまり、利益があるからではなくて、利益を侵害されているから行うというのが正しい解釈です。
また、通常は親告と同時に損害賠償請求が民事で行われる事が多いですが、これは著作権法とは全く別の概念ですので。

さて、著作権を有するのが企業の場合、一度認めてしまうと同じ行為の場合告訴する事が難しくなってしまうのです。その為、企業としては認めるという選択肢そのものが存在しない事がほとんどだと理解する必要があります。
企業として同人活動を認めているのが特にアダルト系のゲームメーカーに多いのは、同人活動の担い手と受け手の層と自身の顧客層が非常に重なっているからに他なりません。ですので、その重なりが薄い場合は、逆に何時でも告訴することが可能であるという姿勢であることは、企業としては至極正しい姿であって、この姿勢そのものは非難されるべきものではないでしょう。

>利益があるからではなくて、利益を侵害されているから行うというのが正しい解釈です。
相対的にそういう意味で書いていると思います。(あれ?僕へのコメントじゃないのかな?これ)
>一度認めてしまうと同じ行為の場合告訴する事が難しくなってしまうのです。
そうですね、ここも議論のしがいがある問題で、禁止していたものを急に許可するのはしやすいのですが、許可してしまえば禁止にするのは難しいというところがありますよね。
ある程度の足枷になることもあるこの現状、なんとかならないかなぁと思います。
>何時でも告訴することが可能であるという姿勢であることは、企業としては至極正しい姿であって、この姿勢そのものは非難されるべきものではないでしょう。
可能であるという姿勢を非難した文章は特に書いていませんね。

1548   投稿者: 白 (2007年03月30日 23:12)
たしかに、
「著作権保有者は『使っても良い?』って聞いたら『ダメ』ってこたえるしかない」状況ってのは、ありますにゃー。
(と、昔あったことを思い返してみる

ありますにゃー。

1549   投稿者: ば (2007年03月30日 23:30)
>K
突き詰めなくても利益や利権が絡んでる話だよ。

小学館(WBE上の二次創作に対して)など、
すでに厳しい姿勢を取っているトコもあるしな。
下手すればファン活動が停止になる可能性も否定できない。

そうなったら二次創作のオタにとっては
お先真っ暗だが今はその話をしているんじゃない。 

講談社の対応がどうなのかという話だろ?

うかつに著作権を振りかざして横暴だとか
騒ぎ立て、挙句の果てにはこれのどこが
悪いのか明確にしろなんて言い出す馬鹿が
現れたりしたりするば、今まで「見て見ぬフリを
してもらっていた」二次創作に対して明確に
NGを出される危険性すらあるんじゃないか?

そうならない為にも自分たち(ファン)の立場を
弁えて、気をつけて行動すべきであり、
誤っても上に噛み付くような愚行をするもんじゃない。

>うかつに著作権を振りかざして横暴だとか
>騒ぎ立て、挙句の果てにはこれのどこが
>悪いのか明確にしろなんて言い出す馬鹿が
>現れたりしたりすれば
ここは仮定の話ですよね?
明確にしろというと問題が発生する可能性はあると思いますね。
ここら辺は難しい問題だと思いますが、議論せず、触らず、でいつまでも続くものでもないと思います。
企業への要望ではなくこういう場での議論ってのはいかがでしょうか?

1550   投稿者: K (2007年03月31日 03:44)
まぁオレは二次創作以外含めての全体に及ぼす影響のほうをきにしてるっていったんだけど この話はここでやめときますわ
(あとオレは二次創作やってるわけじゃありません・・)

講談社のとった行動はただしいかどうかってきかれたら世間的には正しくて業界全体の影響を考えたら悪い行動をとったんじゃないかなって思って 
どう宣伝するか、どう売るかこれは売り手だけが考えればいいというのも間違っている気がするし(買い手側の意見を無視していちゃ売り手としては成立しないのでは?)

オレには講談社援護派の人間のいってることは全て世間的に正しいから正しいみたいな(こういうことが言いたいんじゃないのは解ります)ガチガチの発想してるんだなーというか
いつまでも昔の常識は通用しないというか
時代は進んでるんだしネット全盛の時代に似つかわしくない行為した講談社がたたかれるのも自然の流れじゃない?

僕も二次創作とかは作ったこと無いっすねー。
>どう宣伝するか、どう売るかこれは売り手だけが考えればいいというのも間違っている気がするし
まあ命令するのは違うと思いますが、どういうのが良かったかって議論もいけないってのは違いますよね。
>講談社がたたかれるのも
いや叩くってほどのことを言ったつもりはないんですけどもね。
こういう事象を見て、どこにも利益が出ない、こういう企業の対応(もしくはそうしなければいけない現状、もしくは法律)ってどこかおかしくないか?どうすればいいか?例えば僕はこう思う、そういうことを言うとどうも言ったことそのものに批判を受ける傾向がありますよね。
難しいです。

1552   投稿者: Anonymous (2007年03月31日 10:29)
時代も変わるし、世間も変化していくものです。
でも遵法精神を持たない人間の発言に耳を傾ける社会人はいません。

え?僕持ってないっすか?
というか他人に遵法精神があるかどうかって分かるものですかね。

1553   投稿者: ('A`) (2007年03月31日 11:39)
今回の件が講談社の利益、不利益になるのに関わらず、二次創作活動に対する包括的な対応として正しかったのではないのでしょうか?

何に対しての「正しい」か?という部分の定義に、議論中にズレが起こってきている様に思えるかなぁ。

1554   投稿者: 広告屋です (2007年03月31日 11:52)
少し違った観点からになりますが。
キャラクター(キャラクター商品)には
“賞味期限”のようなものがあります。

無名のうちは露出が増えるほど
商品価値があがっていきますが
じょじょに飽和し
“露出が過剰になると一気に飽きられる”
ようになります。

キャラクターをビジネスやブランドとして考えると、
最近では、一過性の大ブームより
ロングヒット(定番化)を狙うことが多くなってきました。
そのために、出来るだけ露出をコントロールしたい、
と考えることが多いです。

今回のもやしもんツールのようなものが、
不利益を与える可能性“も”
ちょっぴりはありうるのではないでしょうか。

なかなか面白い分析です。
講談社がそう考えていたかはわかりませんが、こういった現象があることも支持できます。
かつて団子3兄弟が、あちこちで3連団子が売られ、ブームになったため、佐藤雅彦さんの言う「キャラクターの急激な消費」という現象が発生し、あっという間にブームが過ぎ去ったという言及もありますね。
(本当のところどうであったかは分かりませんが。)

1555   投稿者: Anonymous (2007年03月31日 12:10)
二次創作を正義としてるアホって何なの?

聞かれましても

1556   投稿者: 774 (2007年03月31日 14:24)
>K
お前、1549の内容理解してないだろ。
理解できてりゃ、講談社の対応は常識だと判る。(もやしもんがどうのこうのでなく著作物に関する対応として)

とりあえず主観で物言いすぎ。

常識かっつーのと、また別の切り口ですよね

1557   投稿者: K (2007年03月31日 15:42)
>774
確かに講談社の対応とった対応は常識的ですよ(だから世間的にただしいといってるんです)ただ手放しで全面的に正しいこれからも今と同じ対応の仕方で都合のいいときだけ取り締まっていきますよってんなら
これは二次著作物を認めないっていってるようなものでしょ?
それで線引きしてないぶん(そもそも線引きが難しいんですが)こっちの方がたちが悪い
いつでも捕まえられる準備しといて普段は何も言わないくせに都合のいいときだけ逮捕っていうのは正しい行為にはオレにはみえないだけです

で、こっちのKさんの言ってる「正しい」は文化全体の発展に寄与するという意味での著作権の運用として正しいかどうかの「正しい」なのでかみ合っていないわけですよね。
いや僕もKさん的な話をしているわけです。

見る限り
常識としての「正しい」(他の企業と同じ対応だ)
法律としての「正しい」(権利を使っただけだ)
文化発展としての「正しい」(著作権の理念に沿っている)
という3種類くらいあるようで、これがごっちゃになっていてややこしいと思うのですね。

1559   投稿者: 呉 (2007年03月31日 19:03)
>いつでも捕まえられる準備しといて普段は何も言わないくせに都合のいいときだけ逮捕っていうのは正しい行為にはオレにはみえないだけです

親告罪っていうのはそういうシステムです。
Kさんが正しいかどうかと判断せんでも、法的には正しいってことになっちまってるんです。
それが悪いっていうんなら著作者に文句言わずに法律に文句言うべきなんじゃないでしょうか?

広告・宣伝を売り手だけが考えて買い手を全く無視するのは確かに問題ですね。
ただ、だからといって買い手が法を犯してまで勝手に広告するほうがもっと問題です。
そしてそれを「宣伝になってるからいいじゃないか」と開き直られても・・・・・

ってな感じにかみ合っていないわけです。

1565   投稿者: サンタナ (2007年04月01日 13:18)
コメントみてるとどういう話をしてるのか分からなくなってくるな
・企業は利益追求のためにどういうあるべきか
・二次創作側は原作を尊重するためにどういうスタンスであるべきか
・法的な話
ごっちゃになっとる

そう思います。

1568   投稿者: ぷぅ (2007年04月01日 21:22)
もしかしたら、許可申請のメールを送った先の部署で、止めちゃってるのかも知れないですね。
その部署で「返信する必要無し・上部に知らせる必要無し」と判断。
若しくは、「返信する必要無し・上部にはメールでお知らせ」と判断。
毎日大量のメールが来てるので、上部担当者も見逃してたり。
で、全く別の部署が、このメールの内容を一切知らず、別件でこのツールを知り、警告。
若しくは、ツール作った人への返信メールが迷惑フォルダ行きになってて本人が気づかなかった。とか。

「宣伝になるからいいじゃないか」については
私は反対ですね。
宣伝効果で更にファンを増やすよりも、無料で何でも手に入ると考える
クレクレ君的な考えの人を、更に増やす結果になると思います。
誰かがUPしてくれる。神がUPしてくれる。神がフリーで作ってくれる、とね。

宣伝になってるのだから「得をしてる」って言うけど、
得してるのは、こういう人たちだけなんじゃないかな。

Kさん、今回は、「都合のいい時に捕まえる」のではなく
「調子に乗りすぎると捕まえる」という事だと私は思いますよ。

前半、
可能性として十分考えられる話だと思います。
中盤、
宣伝になるから(企業として黙認するのも)いいじゃないか
宣伝になるから(著作権侵害したって)いいじゃないか
の2種類の意味がかみ合っていないっぽい雰囲気がします。
僕は前者について書いてみました。
もちろんケースバイケースだと思いますね。
気の遠くなるような議論と何らかのシステムによってしか解決し得ない問題かもしれません。
後半
調子に乗りすぎた=(捕まえるのに)都合の良い という意味あいで合致かと。

1569   投稿者: 無名氏 (2007年04月01日 21:42)
ファンアートと版権者の関係はともかくとして、村長氏の行動は社会人としてどうかとおもいます。
講談社側がメールを読んだかどうかを確認もせず、また、返答すると確約したわけでもないのに、サイトに「返事が無いから黙認されたとみなす」という意味のことを書いてしまったのは軽率だと思います。
これを許してしまったら「許可申請して返事が無かったら許可されたと見なす」という前例を作ってしまうことになりますよね。
流石にそれは拙いでしょう。
今回の例はたまたま非常に出来の良いツールだったために、開中止という講談社の姿勢を問題視するような意見が出ていますが、問題は出来の善し悪しとは別のところにあると思います。

2ヶ月放置した後の警告ってのも社会人として正しいかとも言えるんでどっこいどっこいじゃないかなぁと思います。
出来の善し悪しというか、リスペクト辺りを重視している人が多いんじゃないでしょうかね?

1570   投稿者: かまやん (2007年04月02日 00:54)
>許可申請して返事が無かったら許可されたと見なす

「黙認」って「許可しない」を前提にした言葉だから、その解釈はどうかと思うよ。


あと、結果だけ見て「ほら、良い結果が出ましたよ」というのは、博打打ちのする事なので。

ビジネスとしては、きちんとルールに則って、どういう法則で商品を作れば売れるか、っていうノウハウを作り続けるのが、会社の利益なんですよ。
(金銭的な利益はオマケみたいなもんです)

なので、会社が意図しない宣伝効果は会社からすればデータ解析の邪魔でしかないんですよ。

もちろん、このノウハウってのは、
漫画家の作品がより多く売れるようにする為のノウハウでもあるわけです。

つまり。
もやもしん問題に関して。
利益を得た人というのは、原作者とアクセ作者だけで、他の漫画家さんにとっては不利益になったわけです。

ちょっと後半どれに関してかわからないので、保留させていただきます。
2次的な要素も含めていくと、何をするにしてもデメリットが完全に無いと言えるものはないかもしれませんね。

1573   投稿者: 客観的に見て (2007年04月02日 16:33)
禁止して、得をした人はいるだろう。
それはお金を出してきちんと許可を取った人たちだ。
二次だからって理由で無許可でキャラ物を勝手に作る事を許すと
わざわざきちんと許可を取った人が馬鹿を見る。

俺はもやしんも禁止されたツールも知らんが
これからそういったモノを販売しようとしてた人には
不利益になりえたことだろう。

それを得する人なんて居ないと言うあたり
視野の狭さがうかがい知れるな。

ツール作者が許可を求めようとしていたという場合はどうでしょうか?
窓口が無いというか、いくら支払っても許可にはならない企業とアマチュアとの壁というか。
JASRACの動画に音楽を使用する際に窓口が無く、いくら支払っても個人には許可が下りないという問題にも似ていますね。

1575   投稿者: 無名氏 (2007年04月02日 17:03)
>>許可申請して返事が無かったら許可されたと見なす

>「黙認」って「許可しない」を前提にした言葉だから、その解釈はどうかと思うよ。

ご指摘ありがとう。
許可申請して、返事が無かったら「禁止されていない」と解釈する
に訂正しておきます。

クレームなど、企業側に説明責任があることならともかく、一方的に送ったメールに対して回答期限を勝手に判断するのは非常識だと思います。

ましてや一目で判断できるようなイラストなどと違って、ソフトの場合、悪意があるプログラムではないという保障もないですし、インストールして動作確認をしたり、場合によってはプログラムの中身まで立ち入らないと許可の可否の判断は出来ないのではないかと思うのですが、一~二ヶ月という期限を勝手にきめてしてしまったのは、性急だと思います。

まあもし見てみないとわからん、という話なら
そう帰ってくるもののような気もしますね。

こっから他ブログ


九尾のネコ鞭
今回の話に絡んで著作権の話。

Kodansha Sends Cease-and-Desist Letter to Software Creator | ComiPress
ちょw
海外で紹介された。

もやしもんツールが警告を受けたわけを考えてみる

でもファンの立場から見ると、配布するにあたって、どういう経路を通るかというのはあまり気にならないですよね。なんかこう、うまい落とし所はないんですかね、というのが一般論。

そんな感じっす。
一般人す。

万が一ツールにバグがあってトラブルが起きたとき、講談社にクレームをつけられたら困るということです。そういう人は「なんで著作権なり商標権なりでツールの配布を差し止めなかったんだ」という論理を使う可能性があり

おおう、これはなかなかな着目点か。
確かにそういう人っていますもんねー。
発想が至らなかったっす。

魅力は半減しますけど、 Flashの画面の中を菌が動きまわるというようなものなら、見逃されていた可能性があります。

うーん、どうなんでしょう~。

赤坂で働き、渋谷で働かなくなったアヨハタブログ | もやしもんツールが講談社からの警告で公開停止 とその雑感についての雑感

ファンサブの話が中心になっておられるんですが、僕としてはファンサブを許可した企業があるよって話で、ファンサブが善か悪かって話はまた別だと思うので、後半はこっちとは違う関連した話と取っていいんでしょうかね。

ちょっと気になるのが。

かつては礼儀として、DVDが発売になれば、映像を消すということを行ってたようですが

そのかつて、のほうはアヨハタさんとしてはどうなんでしょうか?
わざわざ個別に引用しているということはそういうことがあれば評価に影響が出てくるという意味なのか、それとも関係なく引用したのか。
ちょっと気になっています。


雪花乱舞 - 二時限目 - 四月バカ

菌糸類だけに禁止されたワケか。

誰が上手いこと言えとw

コメント

1577   投稿者: しっぽ ◆fdGP2uSVfg (2007年04月03日 00:33)

明日から金曜日までネットできないです。
間違いなど、金曜あたりに対応させていただきます。
すいません。

1578   投稿者: wan (2007年04月03日 02:46)

>>なんかこう読む人がいるんですが・・・・どうして毎回著作権の話の時はこう取っちゃう人が必ずいるんでしょうか・・・。

ノシ こう受け取ってる人です。今でも、こういう話じゃなかったのかと悩んでます。


以下、自分がした文書の読み取りです。

-----
①しっぽ氏は、「講談社がもやしもんツールに対して警告を出したことは間違っている」と主張しているようだ。

②もやしもんツールは、MRU2氏が講談社の著作権を侵害して作ったものである。

③ということは、しっぽ氏は、「講談社が著作権侵害に対して警告を出したことは間違っている」と主張しているのだろう。

④「著作権侵害に対して警告を出したことは間違っている」という主張の根拠は、「結局誰一人として得してい」ないから(講談社にも「広告効果」「購買効果」という「利益」があったら)である。

⑤まとめると、「警告をしたところで、誰一人として得をしない(講談社にも利益がある)著作権侵害に対して、警告を出すことは間違っている」としっぽ氏は主張している。

⑥一般的な議論を考えると、Aという行為を否定することが間違っているのは、Aが正しい(間違っていない)行為だからだ。

⑦そうすると、しっぽ氏は、「警告をしたところで、誰一人として得をしない(権利者側に利益がある)著作権侵害」を正しい行為(してもよい行為)と考えているのだろう。(もやしもんツールを気に入っているようでもあるし)

-----
と、読み取りました(実際には、もっと直感的です)。

「著作権の黙認範囲が企業として、もしくは文化全体としてどういうものが相応しいか、の議論に」、しっぽ氏は少なくとも、「(警告をしたところで)、誰一人として得をしない」ものを「相応しい」と考えている。

そして、しっぽ氏は「相応しい」ものは「著作権違反をしても良い」と考えている。

このように読み取ったんですが、③か⑥あたりで間違えたのかな。

1579   投稿者: wan (2007年04月03日 04:50)

訂正

もう少し考えてみると、もっと無意識的かもしれません。

「もやしもんツールを作っても(ツールを作るという著作権侵害をしても)いいじゃないか、という考えを主張するために、この文章を書いているのだろう」

と、文章全体を見る前に、無意識的に、この文章はそういう目的のものであろうと想定したのかもしれません。

(自分としては、こういう目的以外は考えられませんでした。)

1580   投稿者: 広告屋です (2007年04月03日 08:34)

講談社へ問い合わせたが返事が遅かった
(もしくは無かった)事は非難される点でしょうか?
http://www.kodansha.co.jp/license.html
上記からすると問い合わせるまでもなく不許可ですよね?
(基本は不許可で特例が認めてもらえるかどうか、
という問い合わせになるのでは?)

もちろん客商売としての理想では、
企業はどのような問い合わせにも
丁重に返答する方がいいんですが
 ・返事をもらえればラッキー
 ・返事は当然もらえるもの
の認識が、企業とユーザーの間でずれている
のかなと感じました。

個人的な印象では
企業側は方針を明示しているので
返事はあまり期待できない問い合わせに
思えたのですがどう思われますか?

返事がない→「やっぱり不許可か」と思わず、
「黙認か(消極的な許可)」と
逆の答えがでるあたりに
企業・ユーザーともにずれがあるのかと感じました。

1582   投稿者: うち (2007年04月03日 14:40)

>>「編集部を通してください」の話
>>どういうやり取りがあったか詳しく分かる場所ありますか?
とのことですが、MRU2さんのmemo欄
(3/28 09:15付け)に書き込みがありましたよ。

1583   投稿者: はたからみて (2007年04月03日 21:33)

しっぽさんの基本的な立場は「現在の著作権に関する法律・社会通念はこうなっているから、こうしなければならない」という議論ではなく、「よりみんなが幸せになれる著作権のあり方ってなんだろうね?」という議論ではないかと。

だからwanさんの読み取りの流れは自然だと思うのですけど、「著作権違反しても良い」という表現が、しっぽさんのスタイルとかみ合っていないのだと思います。しっぽさんの立場は「著作権違反、というけれど、もっと(著作権者・企業・一般ユーザ)みんなが得できる考え方ってないのかな」ってことなのではないでしょうか。
「良い」「悪い」というのは現在の価値体系に照らし合わせて、「良い」とか「悪い」と判断するのでしょうけど、しっぽさんの立場からすれば、「価値体系」をもう一度考え直してみませんかってことだと思うんです。

1586   投稿者: もへ (2007年04月04日 00:07)

つか、しっぽさんはもっと著作権についてと、人の気持ちを考える勉強をした方がいいよ。

あと、編集部に通す~うんぬんは石川氏のサイトに書いてあります。トップにちゃんと書いてあります。

誰かが得する、得しないの問題だけじゃないのはもう分かってますよね?

1588   投稿者: アオ (2007年04月04日 01:57)

作者サイドにしてみれば自分の生んだ子供をドコの馬の骨とも知らぬ人間にさらわれて
他所に里子に出されたわけですから不快に思うことだってあるんじゃないですか?

また正規の使用許可を得ている人との不公平が生じる事に関して
使用許可が個人に下りない~ともありますが
個人と法人、どちらが信頼性があるかは明白だと思いますが?
その法人ですら企画会議やコンペを通ししっかりと審査をして決めるものです
言うまでもなくこれは時間と金と手間がかかります
これを個人単位の二次創作に対してやれというのは横暴以外のなにものでもないです
というわけで一切のメリットが無いというのは明らかに誤りだと思うのですが
というか個人に対して許可が出る出ないと
正式に許可を取った人が損するのとは
まったく別問題なんだから論点のすり替えじゃないですかコレ

他のメリットとしては作品および企業そのもののイメージの保護ではないでしょうか
勝手に作ったものを配布されると製作者(この場合講談社も含む)の
望まないイメージをその二次創作物を解して世に広められてしまうかもしれない
極端な話ですが今の世の中クロノクルセイドをみてブリジットのパクリと言ったり
雪風をみてエヴァンゲリオンのパクリと言ったりしてしまう人がいたりします
このままデスクトップアクセサリーとして広まれば
もやしもんの第一印象は「あぁ、あのデスクトップアクセサリーの」となってしまうかもしれません
というかあなたの確認する2名は間違いなくそう思ってるわけですよね?
しかしそれは講談社が望んだ導入なんでしょうか?
講談社には講談社の広報戦略と言う物があります
作者には作者の読んで欲しい角度という物があります
製作サイドは「無料配布されたデスクトップアクセサリーのもやしもん」ではなく
「講談社のマンガのもやしもん」として、読んで欲しいと思ってるのではないでしょうか

また二次創作者の意図しないところで再配布され
それらになんらかのウイルスが仕込まれるコトだってあります
このとき一番被害を被るのは言うまでもなく講談社です
これに関しては「九尾のネコ鞭さん」が書いてる内容と殆ど一緒ですが

またこうやって許可しないという姿勢を明確にあらわす事で
今後の問題への対処もしやすくなりますし
予防策にもなります、実際コナミなどがいい例です
画像掲示板などに厳しい姿勢をとることで
「コナミは危ないから貼るのはやめておこう」と思わせることに成功してるわけですし

そもそも権利には責任や義務が付随するわけであって
企業がその責任や義務を任せるに足ると思えなかった場合、使用が許可されなくても当然です
正直な話、どこだか解らない企業に勤めてるプログラマーが勝手に趣味で作ったサイトなんて信用できませんし
何か問題が起きたとしてもサイトを潰してハイ終わり、あとはボクしりませーん
個人がトンズラこけば、それまで残った問題は講談社に丸投げ
そんなリスクをなぜ講談社が負わなきゃいけないのかと

1590   投稿者: wan (2007年04月04日 18:48)

>>はたからみて氏

はたからみて氏のを参考に、次のように考えてみました。


おそらく自分は、しっぽ氏の文章を2ちゃんねらーのJASRAC批判のように、敵である講談社(敵であるJASRAC)を非難して、MRU2氏(大槻ケンヂ*1氏など)を擁護することを目的とした文章であると思いました。*2

この場合は、「講談社が悪い。」「いやMRU2氏が悪い。」の問題になると思います。*3

実際はそうではなく、「みんなが得できる」には現時点でどんな問題(作品に問題が発生したときの責任問題や、一般的なライセンシーとの関係などが挙げられました)があるのか、それを解決するにはどのような権利管理システムを作ればいいのかを考えるのが目的の文章だった。

こういうことだったのでしょうか。どうでしょう、>>しっぽ氏。

bb氏が言っている「善悪ではなくて、具体的なメリットについて検討しようとしているわけですよね?」は、こういう意味だったのかもしれません。

でも、ここの部分では企業だけのメリットか。。。


*1 一次資料は見つかってません。
*2 >>1578 1579の読み取りを別の言葉で言うと。どのように読み取ったのかが曖昧ですいません)
*3 何に関する「悪い」なのかは置いといて)

1592   投稿者: showmy (2007年04月04日 23:36)

なるほど理解できました(たぶん)。

何というか暴論かなぁと

ぶっちゃけた話、二次創作をもっと黙認すれば文化発展するよ!

                     ハ_ハ  
                   ('(゚∀゚∩ 発展するよ!
                    ヽ  〈 
                     ヽヽ_)

みたいなことでしょう?

1593   投稿者: Anonymous (2007年04月05日 09:21)

文化発展もいいけど、社会のルールは守らんとな

1596   投稿者: 愛知県 (2007年04月06日 05:45)

議論って言葉を多用してる内は永久に結論は出なそうだな。

1599   投稿者: 練馬区 (2007年04月06日 11:49)

 (1) 情報を読んでニュースを知らせたい人
 (2) ニュースの根拠を調べて突っ込みを入れる人
 (3) (1)のニュースでしか判断しない人
 (4) (1)と(2)と(3)の上辺でしか判断しない人

上記(3)と(4)がニュースソースを調べ上げた上で、内容を咀嚼できれば議論も炎上せずに終了すると思うんだけどね。

1600   投稿者: 呉 (2007年04月06日 22:57)

いや、だから・・・・
メリットがどうあろうとなかろうと、「著作権法」という法があって、それに沿った対応を講談社がしている限り、講談社は文句言われる筋合いはないんですよ。
それを文化がどうだの、メリットがどうだの言い出して「法的に正しいことをしている会社に難癖をつける」という行為自体が「法」を否定してるわけなのですよ。

それが悪いってわけじゃぁないですよ。
言論の自由・思想の自由ですから。
ただ、その場合、文句を言う相手は講談社ではなく司法でしょってことです。

>こういうこともある、こっちに利益があってこういう判断があってもよかった、こうならこうなってたと議論するのはそんなに悪いことでしょうか?
えっと、ですから、それを考えるのも、議論するのも自由です。良いとか悪いとかじゃない。
ただ、判断は向こうがするんだから、考えるのも議論するのもまったくの無駄ですよ。
それと解っていて議論の火種を蒔く行為はやはり、難癖をつけてる様にしか思えませんが。

「正しい」の意味に三種類あるがために話がごっちゃになってる?
言うまでも無く、もっとも優先されるのは「法の正しさ」だと思いますが。
「常識としての正しさ」は今回の場合は講談社側に非はありません。
文化発展としての正しさはこれは人によって見方は違いますし、あくまで「発展」、先の話なので「今こうしたら確実にこうなる」というもんでもありません。
これについて議論しても答えはでないのですよ。

二次創作に関する線引きが曖昧ってのは確かにあります。
これも法がそうなっちゃってる限り、仕方ないんですよ。
だからと言って、法できっちり線引きされちゃうとヲタ全滅でしょうけどw
二次創作する人は申し訳ないけど「影でコソコソやってて、もしもの時は諦める」程度の心構えでやってください、ってことで。

1601   投稿者: しょーせつか (2007年04月06日 23:55)

ファンによる二次創作の結果が著作権論争に繋がるなんてね・・・。自分は二次創作をやってるわけじゃない・・・とも言えないのですが。
正直著作権法が正しいから・・・という風に持ち出す人が多いが、誰も正しいとは言えないんだけどな。まあ、ある程度は守るべきだと思いますが、順法第一以前にモラルの問題でしょうね。二次も売ろうと思って描けば問題ですが、趣味なら法律で規制されない。個人的な見解ですが、趣味程度ならそれは文化でしょうが、単に売る目的での二次創作はれっきとした商売で、文化からは外れているのではと思いますね。ともかく、講談社がとった手段はまあ良かったと思いますよ。でも今後それを悪用して利益を独占するのなら、良くないですが。

こういう著作権論争はついつい文体が荒くなるものですが、落ち着いて考えないと炎上し続けますよ。冷静になった時、そこで初めてまともな議論が出来るのでは。苛つく気持ちのまま自分の意見を押し付けるようでは議論にもなりません。

正直言って、みんながオリジナルばかり作れば著作権法なんて必要はないんです。しかし現実にそんな事は不可能だから、そういう法律が必要になる。二次に限らず、インスパイヤや商標登録などでたびたび問題になってますが、その議論の大半が『どっちが正しい、どっちが悪いか』というもの。そうではなくて、どこをどうすればみんなにメリットがあるかの方が大切なんじゃありませんか?著作権法は二次や盗作取り締まりだけの法律ではなく、それぞれが作る物を快く使えるようにする法律なのだから、そちらを議論すべきでしょうね。まあ、それは非常に難しいのですが。

1602   投稿者: はたからみて (2007年04月07日 11:11)

>wanさん、しっぽさん
あくまでわたしなりの「しっぽさんのスタンスに対する理解」でありまして、もし違いましたらごめんなさい。

こちらの議論を拝見していると、いろいろな方がさまざまな角度から発言なさっていて、興味深いです。

1605   投稿者:  d (2007年04月07日 23:29)

しっぽさんの方は法と著作権に明るくないから出てくる書き方みたいなものではないかな。

知らないから言える意見もある事はあるけども、正直もうちょっと法を勉強した方が、自分考えもわかりやすく説明出来ると思う。

下手な文章を他人のレスに突っ込む形で理解を増やすのはあんまり気持ちのいい物ではないよね。

1606   投稿者: MRU2 (2007年04月07日 23:35)

どうも、初めまして。MRU2です。
こっちのエントリーの方が新しかったんですね。
リファラー辿って来たので古い方にコメント付けちゃった。
ゴメンナサイ。

1611   投稿者: BlogPetの麦茶 (2007年04月11日 10:07)

きょうはここまで停止するはずだったの。
きのう、停止しないです。
きょう麦茶が講談社としっぽ公開♪
講談社は欄みたいな停止するはずだった。
麦茶は、ここに講談社とすねへ警告したの?

1612   投稿者: しっぽ ◆fdGP2uSVfg (2007年04月12日 08:18)

なんだかんだでコメントを返すのが遅くなってすいません。

全体的に見て今回のことで思うのは、僕の「会社としてこうしては?」という意見に対して、もちろんそのとおりとか違うといった意見は非常に有意義でありますし、色々と勉強になることも多くありました。
ただ、誰が悪いとか考えが浅いとかそんなことを言うべきではない社会はどうだといったような議論に終始してしまって、ファン活動を許容できる著作権を作るためにはどういうシステムがいいのかとか、どういうラインで線引きがあるべきかとか、についてあまり議論が進まなかったのは残念です。
そっちを話し合いたかったのですけどね。
一因に僕が忙しくてあまり議論に参加できなかったのがありますね。

さてMRU2さんの話を聞くとどうも講談社は最初のほうで黙認しようとしていたが、それができなくなったようにも思えます。
そうなるとまた話は変わってくると思いますね(ただこれもあくまで推測になってしまうわけですが。)
許可を得ることはとても正しいと思いますが、それが向こうとしてもどうにも対処しようが無いというパターンであった可能性がありますね。

1614   投稿者: 広告屋です (2007年04月13日 22:46)

MRU2さんのコメントを拝見して思ったこと。

現状では個人制作物で使用許可を得るのは大変ですね。
(残念ですが)今回は交渉の手順を間違えたように見受けられます。
もし、手間を惜しまずに交渉をするのであればですが、

・「権利関係の確認をしたい」だけなら
雑誌編集部では権限が無いor足りないです。
講談社のライツ管理部が担当部署でしょう。
(ただし、許可が下りるとは思えません)

・実現の道を探りたいのなら
雑誌編集部へ資料を郵送するのが良いと思います。
送付物は、挨拶状、制作したデータ、
企画書(とまではいいませんが内容が分かる程度のプリントアウト)、ぐらいでしょうか。
※素性のしれないデータを郵送やメールで
 届けても開いてもらえない可能性があるので
 プリントアウトがある方が良いです。
※web公開を見てもらうというのは
 公開した時点で権利の侵害となるので
 妥当ではありません。

・うまくいけば、編集部の企画会議にあげて
実現化のために動いてもらえる“かも”しれません。
※ただし、一般の方の認識よりもずっと
 時間がかかるものだと思います。
(漫画誌ではありませんが一般情報誌の経験からいうと
企画会議から発刊まで半年はかかっていました)
編集部が手間をかけて著作者やライツ企画部の
許諾をとりつけるとしてもそれぐらいはかかるでしょう。

個人的には、実現の可能性があるとするなら
雑誌などの付録か、講談社webでの掲載だと
思うのですが
それだと個人制作というよりも
ただの売り込みになっちゃうますね。

1620   投稿者: BlogPetの麦茶 (2007年05月09日 10:06)

講談社の、警告したかったみたい。
講談社は警告♪

1636   投稿者: 馬鹿馬鹿しい。 (2007年06月07日 16:32)

お前らさ、議論を裁判と間違えてんじゃねーの?
勝ち負けが目的なんじゃないだろ。

噛み付いて打ち負かすのが趣味の人は
ニコニコ動画の著作権板にでも行って、
思う存分人格批判してなさいよ。すっこんでろ。

1851   投稿者: 100-200 (2007年09月06日 04:29)

公開してから
"これOKですか?”
みたいな事後承諾って難しくないだろうか。
公開する前に聞けば良かったのに

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(サーバーが見つかりませんの表示になることがありますが、
正しく投稿されてることが多いです。
落ち着いて確認してみてください。)

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