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2006年07月27日

 Jwordが嫌われるわけとかこのエントリーを含むはてなブックマーク

新パソで調べ物をしていたら偶然フリーチケットシアターのページを踏みまして、JWord広告がばーん!と出てきたので
「あー、JWordを禁止するの忘れてた」
とか気づいてJWordで検索をかけて防御方法を調べる際にこんなページを発見。
JWord株式会社を訪問してみました
うお!JWordってのはあまりそういう会社があるってイメージが無かったので写真の笑顔の社員に軽くびびりましたw

あ、ちなみにJWordの防御方法はこちら
Stop the Jword/JwordをブロックするIEの設定方法
IEのアドレスバーに日本語を入れてみて、JWordっていうサイトに飛べばあなたのパソコンにもJWord入ってますよ?

JWordの同梱とか書いてあるので、ページの階層を上げてみると「すっきりデフラグ」の作者さん。
このソフトは使ったこと無いけど有名な名前だよねー。
まあ個人のフリーソフトに何梱包しようと自由ですよ。
ただインストール時にJWordの文字を見て「うげ!」って一部の人に拒否反応起こされて評判が下がることは確実のような気がしますけどね。

さてJWordなんですが、スパイウェアだスパイウェアじゃないだ、アドウェアだアドウェアじゃないだ言われていますけど、事実を列挙してみるとこんな感じ。

・現在のJWordは一般に言われる個人情報送信などの動作はしない
・よって現在のJWordはスパイウェアとは言えない。
・JWordは日本語ドメインを使用不能にする。
・JWordはJWordにお金を払っている会社のページを優先的に表示する。
・JWordは現在もその配布方法として異様な方法を取っている。(広告、プリインストール、同梱)
・JWordが昔かなり劣悪なソフトであったことは事実。以下昔の問題ある動作。
 - 無断インストールをしていた。(もしくはWebページに表示されるダイアログワンクリックでインストールするため誤インストールがあった)
 - 一度入れたらアンインストールできない仕組みになっていた。
 - 無理にアンインストールするとレジストリを汚していった。
 - 個人情報と疑われても仕方ないレベルの謎の情報送信をしていた。


とゆーわけで、簡単に言えば、昔は凄く酷かったけど最近丸くなってきたね。
・・・でもまだ素行が悪い。っていうことですね。
スパイウェアギリギリの、少なくとも悪意のあるインストールをしていたという経歴は事実であり、今もなりふりかまわず的な雰囲気を持つ会社なので、いつまたスパイウェアに化けてもおかしくないという疑心をもたれるところが現在の酷評と拒否反応に繋がっているのではないかと思います。
またJWord自体があまり便利なソフトではないので(検索ツールバーが標準の時代なので)、リスクや誤動作と比較してインストールする気にはなれない。でもあらゆる場所でインストールを迫ってくるっていうのが、いらないチラシを郵便受けに入れられるような気分で反感を買うのでしょうね。
さっきのページの作者は、JWordにまつわる酷評を「うわさ」として、拒否反応を取るユーザーを「うわさ」に踊らされているような、といったニュアンスで書かれていますが、結構JWordの会社の自業自得な面があるんじゃないかなーと思いますよ。
(括弧付けのうわさは、本来の意味での噂ではなく、ページ作者の言う「うわさ」です。)

歴史的に見れば、JWordが現在のように黒い部分をかなり是正したのは、この「うわさ」とやらに影響された面が大きいと思います
悪い「うわさ」にまずい!と思ったJWordが慌ててその仕様を直したという面があり、逆に言うとこの「うわさ」がなくなってしまうと何しだすかわからんっていうネットユーザーの思惑もあるんじゃないかとw
ただアンチJWordなページとかがユーザーの目を引くために、JWordはスパイウェアの疑惑がある~という書き出しをするのはちょっと行き過ぎかもな、とは思いますね。

上記ページより引用
 これらのことから、「スパイウェア説は嘘である可能性が高く」「このような噂が発生することは、JWordに対する正しい周知がなされていないためだ」という結論に達した。 特に、怠慢な態度をとる一部のウィルス対策メーカーには怒りすら覚えた。
 以上のことから、JWordに対する正しい知識を広め、一部のウィルス対策メーカーへの反論の意をこめて、JWordの同梱を決めた。
 これはリスクの高い賭け(ハイリスク)であることに間違いはないが、JWordの同梱により多少の利益を得ることができるので、同時にハイリターンであるとも言える。ハイリスクハイリターンは望ましい賭けであると考える。

これもちょっとなー・・・。
ウィルス・スパイウェア対策メーカーはユーザーに好ましくないソフトを遮断するのがお仕事なので、あれだけユーザーに嫌がられているJWordを検出したって、それに文句を言うのは実際はおかしい。
それはウィルスソフトを買うユーザーが、このソフトはJWordを検出するから買う・買わないという判断を下すべきものであるんじゃないかな?
確かに営業妨害的なところはあるんだけど、だったら最初からCnsMin使わなければいいだけで。
むしろ怠慢なのは対策ソフトというよりもこんだけ悪い印象を放っておいたJWordだと思うし、噂の原因は周知ではなくJWordの対応の悪さじゃないかと。
あと実際にこういう思想で同梱をしたのでしょうけど、それでもなんとなく金儲けを言い訳するような雰囲気の持たれるこの文章はちょっと下手な言い方だなーと思う。

どうしてJWordは印象が悪いのか?

ちょっとこれを考えてみたいと思うんですよ。
っていうのはフリーチケットシアターとか同梱しているソフトウェアとかって、それはその会社や作者がやっていることでJWordがやってるこじゃないんですよ。
(JWordがそう指示しているのかもしれないですけどね?)
つまりJWordの最大の嫌がられる原因である、広告の押し付け動作は、その殆どがフリーWebサービス会社だったり、パソコン販売会社だったり、(一部の)フリーソフトの作者が犯人だったりするんです。
じゃあどうしてこんなことになっちゃうの?っていうと、JWordってインストール数に課金するシステムをとっているらしいんですよ。
ユーザーに1回インストールさせたら何円、っていう感じで。
そうすると広告を出している側は必死にユーザーにインストールをさせようとする。
結果JWordはウザいくらいに広告を押し付けてくるソフトだっていう認識になっちゃうわけですよー。

例えばGoogleAdsenseとかではユーザーに対して広告を見ろと言ったりだとか、間違えてクリックさせるだとか、ページいっぱいに広告を出すとかいう方法を禁止しているし、違反者には厳しい罰則を科している。
じゃないとそういう行為が蔓延して、興味ないユーザーに広告クリック数を稼がれるわ、Google広告はウザったいってイメージを持たれるはでデメリットが大きい。
JWordはこういう行為を禁止している様子は無いし(酷いのはしてるっていう文章があるけど、あまり真面目にやってる様子は無い)、もしかしたら黙認しているかもしれない。
でもJWordに興味が無い相手に、誤動作的にインストールさせても使用率は低いだろうし、結局プラスにはなっていないはずなんだから、JWordはこういったユーザーに反発を買う方法での配布は真面目に取り締まったほうがいいと思う。

もしかしたらこういうJWordの広告行為はスポンサーに、これだけ頑張ってるって見せるためのパフォーマンスかもしれない。
でも結局実情が伴わないんだから、そのうちスポンサーにも気づかれてしまうのではないだろうか。
・・・まあ今の日本って事実の無い営業だけでやってける社会なのかもしれないけど。

あと、昔はスパイウェアとされても文句言えない行動をしていて、現在の「うわさ」がそれを原因としているのは確か。
そういった「うわさ」を誤情報だと断じて、「わが社は悪くないのにみんなが嘘を言ってるんですぅ~」的な言い草を繰り返しているのはかなりユーザーの反発を食っている可能性があると思う。
過去にそういった、ユーザーに対して不親切な動作(かなりオブラートに包んだ表現だw)をしていたことを認めて、1度謝罪して、これからはそういうことをしません!と断言したほうがいいんじゃないだろうか
そうでなければ、昔の悪いこと無かったことにして謝罪も無い会社なら、これからも昔みたいな悪いことをするんじゃないだろうか?という疑惑が付きまとうのは防ぎにくいことだと思う。
こういうユーザーに対するパフォーマンスが下手なんだよね、JWord。

p.s.
ちなみにJWordの広告の押し付け動作は、JWordをインストールしている環境では見ることができません。
なので、上のページの作者はそのことに触れていないのだと思います。

コメント

1680   投稿者: Anonymous (2007年07月09日 05:40)

Jwordのインストール、アンインストールとかは、中国の悪質ソフト"Chinese Keyword"と非常に似てる。同じ会社の製品かな。

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(サーバーが見つかりませんの表示になることがありますが、
正しく投稿されてることが多いです。
落ち着いて確認してみてください。)

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